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ママ友=友人ではない
ママ友という特別な関係
気の合う人だけで毎日過ごせたら幸せだろうな
こんなことを考えたことのあるHSPの人は多いはず。
人に翻弄されやすいHSP気質を持つ人にとって人間関係というのは厄介なものですよね。
私は過去に、転職や引越しで人間関係をリセットしたことが何度もあります。
でも結婚をしてママになり、自分の意志だけではどうにもならない人間関係があることを知りました。
それがママ友です。
この記事では
- 苦手なママ友がいる
- ママ友との付き合いにストレスを感じている
- 出来ることならママ友との付き合いをやめたい
こんなHSPママに向けて、私の実体験を通して気持ちが少し楽になる方法をお届けしたいと思います。
全ての悩みが解決するような画期的な方法ではありませんが、少しでももやもやが晴れますように。
ママ友との出会い
近所の公園や、保育園、習い事など年齢が上がるにつれて
子供の世界が広がり出会いの場所もどんどん増えていきますよね。
子供同士が仲良くなれば一緒に遊ばせてあげたいし
ママ同士で情報交換をしたりして育児のストレスを発散できれば一石二鳥。
初めての育児で不安だらけなHSPママにとっては、ママ友の存在はとても心強いのも事実です。
でも、相手を選べないからこその危険がそこには存在します。
私自身も、このような心強い存在だったはずのママ友から
じわじわ追い詰められてもやもやを抱え続けるはめになった経験から
ママ友との線引きの重要性を考え始めました。
私が一緒にいたいと思う人
気を使わなくてすむような一緒にいて楽な人がいい、という方も多いと思いますが
私の場合は逆で、適度に気を使いあえるほうが断然心地よいです。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉もあるように、いつまでも相手を思いあえる関係が理想です。
もちろん、最初の出会いはママ友だったけれど
子供がその場にいなくても、一緒にいて楽しめる友人へと変わっていくこともあるでしょう。
ただ、中には最初だけはそんな人を演じられる…という人もいるので
うっかり心を許してしまい後戻りのできない関係に…という事態にならないよう気を付けなければいけません。
プライベートくらい、付き合う人は自分で選びたいというのが本音。
ママ友はあくまでもママ友であるということを、HSPの人は意識することが
自分の心を守ることにつながると思っています。
【距離の保ち方】と上手な断り方
エナジーバンパイアには要注意!!
そして、絶対に心の扉を開けてはいけないのがエナジーバンパイアと言われる人たちです。
エナジーバンパイアとは
相手の気力や自信、生命力などを奪い、自分のエネルギーにしようとする人間のこと。より簡単に「一緒にいると疲れるタイプの人」と表現されることもある。
相手のポジティブなエネルギーを強奪する様子が吸血鬼が人間の血を吸い取る行動と似ていることから、英語圏を中心にこう呼ばれ始めた。
エナジーバンパイア (えなじーばんぱいあ)とは【ピクシブ百科事典】 (pixiv.net)
あなたが最も苦手とする人を想像してみてください。
そうです。その人こそ、あなたのエネルギーを根こそぎ奪ってしまうエナジーバンパイアです。
私も、過去に出会った人何人かの顔が重い浮かびます。
エナジーバンパイアはこんな人
- 常にイライラしていたり、大声で怒鳴る人
- 感情の起伏が激しい人・気分屋
- 愚痴やネガティブな発言ばかりする人
- 人を見下したり、マウントをとってくる人
- 図々しく、他人の心に土足で踏み込んでくる人
- 人の真似をしたり、依存してくる人
私の経験上、このような人と我慢をして一緒にいてもいいことなど一つもありません。
文字通り、長い時間一緒にいればいるほどエネルギーを奪われ
精神的、肉体的にも徐々に蝕まれていきます。
可能な限りその人と物理的に離れる道を選ぶべきだと私は思っています。
仕事関係の人ではなくママ友であるならば、なおさら今すぐ距離をおくべきです。
子供のことを考えると…と悩んでしまう方は実質的な距離じゃなくても、壁を作って心の距離を保ちましょう。
その場だけと割り切って本音で向き合わないようにするのです。
上手な断り方
では、そんなエナジーバンパイアのママ友からいざ誘われた時にどうすればよいのでしょうか?
相手が不快に思わないように気を使って言葉を選んだり、相手の些細な言動やしぐさを敏感に感じとってしまい申し訳なさを感じたり
HSPママは、誘いを断るのが本当に苦手。
気まずい空気も苦手!
それでも、その申し訳ないという気持ちを一旦捨てましょう。
もちろん相手に失礼のないように接することは人として大事なことだとは思うので
誘ってもらったことへの感謝をしっかりと伝えたうえで、きちんとお断りしましょう。
断る理由としてはこんな感じがおすすめです。
おすすめの断り方
- 家事と育児に追われていて、心の余裕がないと言う
- 空いた時間は自分の趣味の時間にしていると言う
- 両親が高齢で休日は買い物などを手伝っていると言う
どれも、一度きりの断り文句ではありませんよね。これがポイントです。
逆に、やってはいけない言動にも注意しましょう。
断る際にやってはいけないこと
- 悩む素振りを見せる
- 返事を先送りにする
- 「本当は行きたいのだけど…」と言う
- 「また今度誘って」と言う
これらは、その場の空気を悪くしないためには有効な言葉ですが「チャンスがあればまた誘おう」と思われてしまい
結果的に相手を何度も傷つけてしまうことになりかねません。
そして距離をおきたい相手であれば、何度もこのやり取りをすることがあなた自身の苦痛にもなるはずです。
なるべく早い段階で相手に「もう誘うのやめよう」と思ってもらうことが、適度に距離を保つ上で重要なのです。
後から後悔しないために気をつけること
見極める力
HSPの方の中には、少し話しただけで「この人合わないかも…」と感じることのできる直観力を持つ人は多いと思います。
この直感は大抵当たるので、誘われる前に対策しましょう。
この場合は例え相手がいろんなことを聞いてきてもあまり自分の事は話さないようにします。
心のシャッターを完全にピシャリです!
こちらの情報を渡せば渡すほど、後に引けなくなります。
天気の話や、学校の行事の話など当たり障りのない話だけをしてその場を乗り切りましょう。
慎重に距離を縮める
そして、一見気が合いそう、いい人そうと思っても関係は慎重に築き
いつでも後戻り出来るように意識して距離を保つことが大事だと思います。
ちなみに私は、同世代の子を持つご近所さんとは今、家族ぐるみでとても仲良くさせてもらっているのですが
今ほど距離を縮めるまでに4年かかりました。
保育園や習い事が一緒のママ友であれば、子供の成長にともない関りがなくなることの方が多いですが
持ち家の場合はそうはいきませんからね。
4年間互いに適度な距離を保ち心地よい関係を続けられて、徐々に距離を縮められたことで
HSC娘のくるみも心から安心しているようで、今はまるで兄弟、姉妹のように接しています。
ご近所さんとこんな素敵な関係を築けて、感謝しかない!
まとめ
世の中にはいろんな人がいるし、いろんなご縁もあるなぁと感じます。
だから全ての人間関係をシャットアウトしてしまうのはもったいないとも思います。
ただ、人間関係にストレスを感じやすいHSPの人は自分の心の声に耳を傾けてあげてほしいのです。
自分の気持ちを押し殺してまで付き合わなければいけない人なのか?
あなたの目の前の人が、もしエナジーバンパイアだったなら
今すぐに、距離をとることをおすすめします。
ママが笑顔でいることが、子供にとっても一番うれしいことなはずですから。