目次
HSPママが過干渉になる理由
危機管理能力の高さ
毎日のように流れてくる痛ましいニュース。
HSPの私は、特に子供に関する事故や事件のニュースを目にすればするほど
自分ごとと受け止めてしまい心が苦しくなります。
そしてひといちばい恐怖心を感じ、明日は我が身という気持ちになってしまうのです。
気をつけるべきこととして頭の片隅に入れておくくらいにできればいいのですが
起こってもいないことを悪い方へと先読みし、必要以上に反応してしまうため常に不安と闘うはめになります。
でも、我が子をこれらの事件や事故から守るためとはいえ
やることなすことに制限を設けたり、あれはダメこれはダメと口出ししてしまうことが
子供にとっていいことだとは思っていません。
冷静に、客観的に自分を見ることができる力も備わっているHSPは
そんな理想像と現実のギャップにも苦しんでしまうのはないでしょうか?
不安との闘い
具体的に、どんな場面で不安感が強くでてしまうのかをまとめてみました。
「あるある!」という方はぜひ読み進めてみてください。
公園の遊具に登る子供を見守るとき
子供が高い遊具に登っている時は、手や足を滑らせて落ちてしまったらどうしようと手に汗握りながら見守っています。
自分の胸の鼓動が聞こえるくらいドキドキしちゃいます💦
遊具から落ちて、擦りむいたりするくらいならいいのですが
頭を打ったり、骨が折れたり…そんな娘の姿を想像してしまい
居ても立っても居られない不安感に襲われるのです。
娘の年齢があがるにつれ少しづつですが慣れてきてはいるものの
今でも公園帰りは謎のぐったり感に見舞われるという…。
娘と同じくらいの(もしくは小さい)子供が遊具で遊んでいても
ママ友とのお話に夢中で子供の様子を見ていない親御さんも結構見かけるのですが
私はいまだその境地には辿り着けずにいます。
(一生無理かも?!)
プールで遊ぶ子供を見守るとき
これは逆に、年齢があがるにつれ恐怖心が増している場面です。
大きなプールに入るようになったり、顔をつけて潜ってみたりといろんなことが出来るようになってきたため
水を飲みこんでゲホゲホするなど、ヒヤヒヤする場面は多く、なかなか気が休まりません。
ほんの少し目を離している間も、溺れていないか常に不安がつきまとっている状態。
自分が見ていられる場合はまだいいのですが、保育園でプールがある日は
仕事をしていてもそわそわ…そわそわ…
事故のニュースを思い出しては不安が押し寄せ、本当に疲弊してしまいます。
駐車場や車通りの多い場所を一緒に歩くとき
まだ周りをよく見ることができない娘は、行きたい場所へとすぐ走り出してしまうため
駐車場では手をつないで歩くというのを習慣にしてきました。
世間では、子供にハーネスをつけることが問題提起されているようですが
賛否両論があるのもうなずけるし、どちらの感情も理解できます。
それくらい、子を守りたい気持ちと成長を見守りたい気持ちとが複雑に絡み合っているのです。
丸いものやお餅を食べる時
離乳食が始まり、子供がよく噛まずに飲み込もうとしておぇ~となっている場面に遭遇したママさんは多いはず。
そんな自身の体験と、痛ましいニュースが重なり、こちらも心臓バクバクの場面です。
もし喉に詰まってしまった場合の対処法は何度も何度も確認しました。
でも実践したわけではないので不安は拭えないし、冷静でいられる自信もないので
無事に食べ終わるまで、とにかく不安感と闘うしかないのです。
「すぐ噛んでね」「よく噛んでね」
娘の耳にタコができていることはわかっていても、注意することをやめられません。
過干渉をやめるには
プラスの感情をつくる
恐怖心や不安感など、ネガティブな感情に支配されてしまっている場合はまず
それを断ち切る必要があります。
「断ち切れるくらいなら悩んでいない」
そんな方にとっての魔法の言葉は
「大丈夫。」
です。だまされたと思って口に出してみてください。
そして、この言葉を唱えるとともにイメージをしてみてください。
プール楽しかった~!
おもち美味しかった~!
よかったね~!
こんな風に「大丈夫」と言いながら子どもの無事な姿を想像するだけで
気持ちが落ち着いてきます。
そして、もう一つのプラスの感情は
「感謝」
です。
例えば、子供の安全を見守ってくださっている保育士さんには感謝しかありませんよね。
それを改めて感じることで、気持ちも落ち着いてきますよ。
子供の成長を都度確かめる
子供は日々成長しています。
昨日までわかっていなかったことも、今日は理解できたようだ。
こんな風に、些細な変化に気がつくことができるHSPの特性を最大限に活かせば
子供の成長を細かく感じ取ることができるはずです。
「この場所では車が来てないことを確認できるようになったな」
とか
「お餅は詰まるかもしれないことを理解して、少しづつ口に入れているな」
とか、小さな成長を感じることで、HSPママの不安も少しづつ小さくなっていくのだと思います。
特に我が子の場合はひといちばい敏感なHSCなので、理解することさえできれば
親が心配するまでもなく、自ら慎重になるはずなんですよね。
まとめ
乳児期に比べれば、心配事は減ってきて気持ちも楽になってきました。
とはいえ、あらゆる可能性を考えてしまい不安になることが多いHSPママにとっては
幼児期もまだまだ油断できません。
「不安になる」ことは我が子を守るためにはとても大切なことですが
それを子供に過剰に押し付けてしまわないよう、見守っていけたらいいですね。
- 「大丈夫」と唱える
- いつも無事であることに感謝する
- 子供の成長を感じ取る
子供と一緒に、自分も成長していきたいです。
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