目次
国語辞典を導入した経緯
娘の探求心
HSS型HSCのくるみは、探求心がとても強いようで
わからないことや気になったことは何でも聞いてきます。
〇〇ってなに?
一日に何度も聞いてきます。
その場で答えても、その答えの中にわからない言葉があると
それってどういう意味?
と、納得いくまで聞くことをやめません。
余裕があれば言葉の一つ一つをかみ砕いて説明してあげることで、納得してくれるのですが
こちらに余裕がないと
くるみにはまだちょっと難しくてわからないと思う
とか、もっと余裕がない時に何度も何度も聞かれると
とにかくそいういうことなの!
と、身も蓋もない言葉で返してしまったり…
くるみの「知りたい」を踏みつぶしてしまっていました🥲
このままじゃいけない
そう思い、我が家で導入したのが国語辞典です。
便利な時代、スマホひとつで何でも調べることはできますが
「わからない言葉を国語辞典で調べる」という一連の動作に、将来役立つ学びがあるような気がしたのです。
どんな国語辞典がある?
はじめて使う幼児のためのわかりやすい国語辞典も販売されていますが
我が家では、長く大切に使って欲しいという思いも込めて小学生で使う普通の国語辞典を購入しました。
子供が、なんだか難しそうだから嫌!という思いを抱かないように工夫された
かわいいデザインのものや、キャラクターのデザインのものもありました。
時代ですね🥹
\我が家では娘が気に入ったものが一番だと思ったので本人に選んでもらいこちらを購入/
中身は割とシンプルなデザインですが、他の国語辞典に比べてほんの少しだけ文字が大きく感じました。
くるみにはこれが一番見やすかったみたいです。
長く使うものなので、お気に入りが見つかるといいですよね。
国語辞典を使うことで養われる力
わからないことは自ら調べるという癖付け
これは、学校での勉強だけではなく社会に出てからもずっと必要となる力ですよね。
夫はこの力がめっぽう弱く、知らない言葉がとても多いです。
〇〇って何?
自分から調べようせずすぐ私に聞いてきます。
当然、娘からの質問攻めに私以上に苦労していて
なんで俺はこんなにものを知らないんだ…。
と日々成長する娘を前に嘆いています。
国語辞典で調べてね。
夫にもこう言えるので、国語辞典を導入して随分楽になりました~
…すみません、「夫の教育」に話がすり替わってしまいました💦
我が家では、常に目に入る場所で娘がすぐ手に取れるようにとダイニングテーブルの上に置いていて
娘がわからないと言った言葉は、後回しにせずその場で一緒に調べるようにしています。
後回しにしない理由としては、一旦時間をおくと何を調べようとしていたか忘れてしまうからです。
それだけ日常には言葉が溢れていて、娘の「知りたい」も溢れているということなんですよね。
どうしても手が離せない時や出先の場合は調べたい言葉をメモしておきます。
国語辞典を購入して3日くらいは私から「じゃあ調べてみよう」と声を掛けていましたが、今は
調べよ~
と自ら辞書を引くようになりました。
あいうえお順で探す
現在4歳8ヵ月のくるみはひらがなが読めるようになり、「書き」の練習を頑張っているところなのですが
辞書を引くことでひらがなにたくさん触れることができるし、あいうえおの順番も自然と身に着くと思います。
また小学校3~4年生頃から学校で国語辞典の使い方を学ぶそうなんですが、すでに身についていれば心にも余裕ができますよね。
ページをめくる
分厚い辞典って、1ページがものすごく薄いです。
幼いこどもの手先の器用さは、大人がゴム手袋や軍手を2枚重ねて着けた状態に近い
てぃ先生 著 「子供に伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」より抜粋
辞典のページを一枚だけめくるという行動は、幼児にとってとても難しいということが想像できます。
わからない言葉があるたびに繰り返しページをめくることで、指先が器用になっていくことでしょう。
指先を使うと脳が活性化されるとも言われているので、徐々に集中力もアップしていくかもしれません。
マーカーペンで線を引く
そして指先の発達が期待できる動作をもう一つ取り入れました。
調べた言葉にマーカーペンで線を引くというものです。
斜めにカットされたペン先を紙に平行にあてて縦に線を引くのは、これまた子供にとっては結構難しい。
次はもう少しうまくやろう、と試行錯誤している様子も見られるので
どうしたらうまくやれるかと考える力も養われているようです。
過去に調べた言葉を後から見直せたり、マーカーがたくさんしてあるページを見ると
たくさん調べたね
と、満足や達成感が得られるというのも後の学習への意欲にもつながりそうですよね。
例えば、この先学年があがるごとにマーカーの色を変えてみるのも、歴史を感じておもしろいかなとも思っています。
まとめ
メリットばかりをあげましたが、実際に子供の〇〇って何?に全て向き合うとなると
心の余裕がなきゃ無理…と思いますよね?
でも、私はただ単にその場しのぎで娘の質問に答えていたときより、逆に心に余裕ができたように感じています。
それは、正しいことを教えられるという安心感と、将来役立つ力を養えているという達成感(?)のようなものを感じられているからかもしれません。
辞書の引き方さえ覚えてしまえば、いずれは
〇〇って何?と聞かれることもなくなってしまうかもしれませんよ。