目次
ぐったりママの始まり
不妊治療
こんばんは、あちゃです。
今日は私のぐったりママの始まりを振り返ってみたいと思います。
もともと低血圧で体力には自信がなかったため、出産するなら出来るだけ早いほうがいいなと思ってはいましたが
こればっかりはご縁がなければなんともならないもの…。
結婚したのが33歳という年齢だったので、すぐにブライダルチェックのつもりでなんとなく自宅近くにあった不妊治療専門の病院へ行ってみました。
そこですぐに、多嚢胞性卵巣症候群により自力排卵ができていないと言われました。
その後の検査でも子宮後屈や黄体機能不全などもわかり、妊娠希望でお世話になることにしました。
薬を飲んで、注射をうって、また注射をうって…いろんな変化が身体の中で起こり少しづつバランスがくずれていったのでしょうか…
壮絶体験【妊娠初期】
重症妊娠悪阻
吐きづわり
「今回授からなかったら、人工授精に挑戦しましょうか」
不妊治療専門病院の先生からこう言われたこの周期に、ありがたいことに赤ちゃんを授かることができました。
喜んだのもつかの間、すぐにつわりが始まったのです。
最初は消化不良のような感じで食欲が落ちた程度でしたが次の週には嘔吐が始まりました。
いわゆる吐きづわりというやつだったと思います。
においづわり
そして次第にきつくなってきて、吐く原因になっていたのがにおいづわり。
全てが気持ち悪く感じ何も食べられなくなったのですが、それでも吐いてしまい最後は水さえも受け付けなくなりました。
それでも吐き、身体中の水分がぬけていく感覚でした。
一日が本当に長く感じて、今まで生きてきた中で一番辛い2週間だったと思うのですが
お腹の子が生きているという希望だけで乗り切れた気がします。
その後も吐くものもないのに吐き続け、何やら緑色の液体(胆汁だそうです)を吐くようになり
さすがに怖いなと感じたので大きな病院に紹介状をかいていただき、即入院となりました。
あの2週間はまじで地獄だったわ…。
いや、それは私のセリフ!だけど、私の介護も大変だったと思う…パパも頑張ってくれたね。
入院しても口からは何も受け付けない状態が続き食べては吐く、を繰り返していましたが
24時間点滴のおかげで、ぬけていった水分を取り戻し元気になっていきました。
病院は清潔でにおいも少ないので、家にいるより楽に過ごせたのも大きかったと思います。
よだれづわり
24時間の点滴を始めてしばらくすると今度は唾液が絶え間なく出てくるよだれづわりにもなりました。
ティッシュペーパーがどれだけあっても足りない~!!
「つわり いつ終わる」
「よだれづわり いつまで」
検索魔になっていました
同じよだれづわりで苦しんだ妊婦さんのエピソードを見ていると
寝てる間もよだれ垂れ流し状態でタオルをしいていた、という方がいらっしゃいましたが
私の場合はなぜか寝ている間だけは止まってくれていました。なんでだろう???
唯一受け付けた奇跡の飲み物
入院中、少しずつ食べれるようになっていったのですが一番最後まで受け付けなかったのが水でした。
食べ物でも、水分を多く含むものは食べたあとすぐに吐いてしまうため、パンとかパサパサしたものをよく食べていました。
でも水分ないとのどにも詰まるし…何か飲みたい。
そんな時、看護師さんが「ミルクティーだけは飲めたって妊婦さんいたな~」と教えてくださったのです。
そこで早速、試した結果
飲めた~!!
当時とパッケージは変わっていますが病院の自販機に売っていた、間違いなくこちらの商品です。
夫に他のミルクティーも買ってきてもらいいろいろ試しましたが、なぜか飲めたのはこの商品だけでした。
出口が見えた??
その後一度外出許可をもらい家に帰ってみたところ、やはり家のにおいでノックアウト…振り出しに戻るということもありましたが
1ヵ月半で入院生活を無事終えることができました。
退院する頃には、少しづつですが病院のご飯も食べれるようになっていましたし(水分の多い汁ものは最後まで食べられませんでした…)
食べられる喜び、そして何より赤ちゃんが元気に育ってくれているという喜びをかみしめられるまで回復できました!!!
そして出産へ…と私に限って順調にいくはずもないのですよ😰
壮絶体験【妊娠後期】
逆流性食道炎の症状
妊娠5ヶ月くらいでよだれづわりも次第に治まってきましたが、気がつけば8kgも痩せていました。
もともと食べること大好きでしたので、普通にごはんが食べられるようになり、おいしいと感じた時は本当に幸せでしたし
お腹の赤ちゃんのためにもしっかり食べなきゃ!そう意気込んでいました。
でも、思うように食べられません…
最初は、悪阻の影響が残っているのだろう。そのうち食べられるようになるだろう。
そう思っていましたが、よくなるどころか、お腹が大きくなるにつれ、気持ち悪さが増していきました。
悪阻の時のような吐き気はありませんでしたが、食べたものが胃から上に上がってくる感覚だったり
のどが焼けるような感覚がありました。
よだれが落ち着いたと思ったら、今度はゲップがすごかったな…。
また検索魔になり、どうやら逆流性食道炎らしいとわかり、少しでも楽になる方法を自分なりに調べ実践していました。
好きなものを全て奪われた~💦
まさに、これを食べた時に症状が強く出ていたな…というものばかりです。
食べる時は、おいし~♡感じるのですが、その後に苦しみがやってくるので
何度も、食べては後悔して、また食べて…を繰り返していました(学習しない…)
逆流性食道炎の原因
妊娠時に逆流性食道炎になるのは、大きくなった子宮が内臓を押し上げることが原因のようですが
私は子宮後屈だったこともあり、より内臓を圧迫していたのかもしれません。
赤ちゃんは順調に成長していたのですが、「〇ヵ月の割にお腹が小さいね」と会う人会う人に言われていました。
普通ならばお腹が前に出るところ、もともと子宮の位置が悪く内側に大きく膨らんでいたのかもしれません。
赤ちゃん産んだら治るはず!!治ったら爆食いだ~!!
そんな風に自らを鼓舞しながら妊娠後期を過ごしていました。
それでもまだ終わらない…
象足
出産予定日の10日ほど前、更に私を襲ったのは異常な足のむくみでした。
今までむくむという感覚を知らずに過ごしていたので急な体の変化にびっくり!!
ここまでくると、普段履いている靴も履けないし、素足であるくのもなんだか自分の足じゃないみたいで違和感がすごかったのを覚えています。
どうしてこうなったのか調べてみると、妊娠後期におこるむくみはそう珍しいことではないようです。
臨月になると、出産にそなえ血液のもとである体内の水分量が増えるそうで
大きくなったお腹で足から心臓へ戻る血流が圧迫されることでむくんでしまうようです。
壮絶出産体験
陣痛が始まり…
そんなこんなで、ようやく迎えた出産予定日。
夜9時頃に陣痛が始まりました。(と言っても、これって陣痛なの?というくらい想像していた痛みとは違いましたが…)
すぐに病院へ向かい陣痛室へ。
初産だから簡単にはいかないだろうなという予想はしていましたが
子宮口がまだ全然開いていないのに赤ちゃんが下りてきているため、いきみを我慢するのがどんどん辛くなっていきます。
体力勝負だから体力をつけるために飲食もした方が良いとも聞いていたけれど、水分くらいしか口にできず
逆流性食道炎のため胃酸が大量にあがってきて陣痛中にも嘔吐していました。
そして、夜からの陣痛だったため、痛みとともに睡魔も襲ってきます。
助産師さんが、何度も子宮口の開き具合を見てくださるのですが
「まだ〇cmですね~」の言葉に何度も落胆しました。
あと少し…!じゃなかった!
ようやく分娩台へ上がれたと思ったら、そこからまた長かった…。
時間がかかりすぎたせいで陣痛が弱まってしまい、陣痛促進剤を使用。
私の体力の限界が近づき、吸引分娩。
そして最後は会陰切開!!
待ち望んだ産声をきかせてくれたのは、11時14分のことでした。
感動はもちろんありましたが、我が子を胸に抱きながら
(あ~眠い~疲れた~丸一日かかったんだ~)
とぼんやり回想していると、看護師さんが「もうすぐお昼ご飯ですけど食べれます?」と。
え?え?夜の11時じゃないの??
まさか、半日分の記憶が抜け落ちていようとは…
母子手帳に38時間と記され、びっくり…。
逆流性食道炎、治る!
逆流性食道炎の症状は、出産と同時に治りました~!!!
押し上げていたものが下から出てきたのでそれはもうすっきり!!
食べても気持ち悪くならないしゲップも出なくなりました。
まとめ
こんな風に、なぜか一筋縄ではいかなかった妊娠出産体験が、今現在のぐったりママを生み出したのかもしれません。
そもそも原因があって、こんな体験をするはめになってしまったのかもしれません。
どちらにしても、こんな母を選んで生まれてきてくれた娘のために
私はこれからもはつらつママを目指します。