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親の先回りは子どもの考える力を奪う!大切にしたい「沈黙」の時間

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大切にしたい沈黙の時間

子どもの「考える力」を奪う親の行動

何かを考えている女の子

こんな言葉をかけていませんか?

お子さんが質問に答えてくれない、反応がないからと言って

急かしたり、すぐに答えを与えてしまったりしていませんか?

チャイルドコーチングを学ぶ前の私がまさにそうでした。

  • ちゃんと聞いてた?
  • こうじゃないの?
  • 本当はこう思ってるんでしょ?
  • こうしたら良かったんじゃない?

娘の様子から察したり、自分と似ているからきっとこう考えているだろうと決めつけたり…

答えを待たずに先回りしていたのです。

あちゃ
あちゃ

時間に追われる日々で、そうならざるを得ないんだよ…

と、過去の私なら言っていたでしょう。

でも、自身の行動が子どもの考える力を奪ってしまっていたのだと知りとても後悔しました。

そして、今からでも遅くはないと気持ちを切り替えて娘と向き合うことにしたのです。

大切な「沈黙」の時間

実は子どもが質問に答えず黙ったままの状態でいたり「わからない」と答えたりするのには

たくさんの理由があります。

  • こう言ったら笑われるかもしれないと思っている
  • こう言ったら怒られるかもしれないと思っている
  • 感情をうまく言葉にできない
  • 言いたいことがまとまらない
  • 混乱している
  • 何も考えていない

私が毎回先回りして答えを与えてしまっていた頃、くるみはおそらく何も考えていなかったと思います。

考えるフリをしておけば、何も言わなくてもママが答えをくれていたから。

これでは自分で考える力は育たないですよね。

そこで大切なのが「沈黙」の時間です。

日々五感をフル回転させて、情報を全身で受け止めているHSCは特に

自分の中に答えを探しにいくのにとても時間がかかります。

答えが出てこないからといって促したりせず、ただじっと待ちましょう。

黙って待つことが「ゆっくり考えていいんだよ」というメッセージになります。

もうひとつ大切なのが、沈黙している時の態度や表情です。

HSCは人の表情や雰囲気を敏感に読み取り、影響を受けやすいので

「ゆっくり考えて」と言いながらため息をついたり、眉間にしわが寄っていたりと

イライラした態度では、不安な気持ちだけが膨らみ考えるどころではなくなってしまいます。

子どもに安心感を与えられるような優しい表情を心がけましょう。

泣いている場合は、手を握ったり背中をさすったりとスキンシップを取ることもおすすめです。

それでも子どもが早く答えなきゃと焦って混乱する様子なら、こんな言葉かけが有効です。

  • 待ってるから大丈夫だよ
  • じっくり考えてみてね
  • 思いついたら教えてね
  • 答えはいつでもいいんだよ

どんなに時間がかかっても、質問されたら考えて答えるということを放棄させないように徹底することで

考える力が育まれていくのです。

「沈黙」効果は?

気分はインタビュアー

私がこの「沈黙」を徹底して実践するようになってからのくるみは

「答えは教えてもらえない」と理解したようで

つたないながらも知っている言葉を一生懸命に紡いで

自分の気持ちを話してくれるようになりました。

その様子もまた愛おしく、私自身も答えを待つインタビュアーのような気持ちで

どんな答えを出してくれるのか楽しみに待てるようになりました。

表現方法を学ぶ

上手く話せなくても、質問には必ず答えるという意思が感じられるようになってきたら

考えることが習慣になってきたということです。

以前はお友達と遊んでいて嫌なことがあっても泣いているだけだったくるみですが

あちゃ
あちゃ

どうしたの?

くるみはこうしたかったのに、〇〇君がしてくれなかったから悲しい…。

くるみ
くるみ

と、聞き手にもわかりやすく伝えてくれるようになりました。

あちゃ
あちゃ

そっか、それは悲しいね。

うん…。でももう一回〇〇君に言ってみる!

くるみ
くるみ

そして会話をすることで自分の中の感情に気付き次の行動につながっているのですから

成長を感じずにはいられません。

それと同時に、もともと共感力が高く感情豊かなHSCには

もっともっと自分を表現するための言葉が必要だとも感じました。

大人でも、語彙力が乏しいとうまく表現できなくてヤキモキすることはありますよね?

同じ感情でもその強さによって表現する言葉が違うなど、共に学べることも多く

親子の会話が彩り豊かになる「きもちのことば」という絵本は本当におすすめです。

まとめ

子どもが答えるのをじっと待つというのは、子育てコーチングの基本である

子どもの可能性を信じる」ということにつながります。

  • ちゃんと聞いてた?
  • こうじゃないの?
  • 本当はこう思ってるんでしょ?
  • こうしたら良かったんじゃない?

これは子どもの可能性を信じていないから出てくる言葉ですよね。

この言葉を封印して「沈黙」することで、子どもが自ら考える力を育むのです。

「沈黙」は子供へのギフトと言われるのもうなずけますよね。

もし、時間に追われイライラしてしまったら、まずは深呼吸を1回。

それが大切な「沈黙」の時間になりますよ。

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