目次
まだ先の話だと思っていたのに
ゲームとの出会い
ゲームが子供に与える影響について、いろんな記事を目にしました。
ゲーム=完全な悪ではないようですが、発達途中の子供にとってはやはり危険が多い印象。
例えばこんな記事…
森昭雄教授によると、6~29歳の男女240人を対象にした実験では、テレビゲームをするときにはベータ波が低下することが分かりました。
ベータ波とは、人間らしい感情や創造性をつかさどる大脳の前頭前野が活発な時に出る脳波で、ほとんどゲームをしない人は、ベータ波がアルファ波よりも強く出ます。
一方で、週3~4日、1~3時間ゲームをする人は、ゲームを始めるとベータ波の活動が極端に下がり、毎日2~7時間ゲームをする人は、ゲームをしていなくてもベータ波は常にゼロに近く、前頭前野がほとんど働いていなかったそうです。
大脳の前頭前野は、脳の本能をつかさどる部分を抑制する働きがあり、ここの働きが悪いと、行動が子供っぽくなったり、感情のコントロールが出来なくなるそうです。
また、聞き取り調査の結果、毎日ゲームを2~7時間する人は、「キレやすい」「集中できない」「友達づきあいが苦手」という自覚が多いことも判明したそうです
ゲームは子どもの脳の発達に悪いの?良いの?どうしたら良いの? | 子どもブレインバランスセンター (akihiro-chiro-child.com)
睡眠時間や、外遊びの時間を削ってまでやることではないと私は思っていたので
社会人になるまではゲーム機で遊んでほしくないというのが本音。
でも、そんなことは現実的ではない時代…。
私の中ではかなり妥協して、小学校高学年くらいからと考えていました。
ゲーム機を持っているお友達が増え始める→「まぁ、勉強頑張ってるし、たまに息抜きも必要よね」
そんな展開を想像していたのです。
タブレット学習すら、幼児期においてはデメリットの方が大きいのでは?と考え見送ったのに
まさかこんなに早く魔の手が忍び寄るとは…
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当然と言えば当然ですが…近所の異年齢のお友達と遊ぶとこうなるんですね😂
最初の頃は、お兄ちゃんお姉ちゃんがやっているswitchをのぞき込んで満足していたようなのですが、そのうち
くるみもやってみたい!貸して!
と言うように。
お友達はみんな優しいので貸してくれたり、使い方を教えてくれたり。
でも、やればやるほど「もっとやりたい」という欲求が大きくなっているようでした。
私は、毎回貸してもらうことに申し訳なさを感じたり、壊したら大変とヒヤヒヤしたり
貸し借りが頻繁になることによってお友達との関係にヒビが入ることを心配したり…
HSPママにとっては居心地の悪いその状況に耐えられず、仕方なくスマホのゲームをダウンロードして
「お友達とのゲームの時間」限定で遊んでもいいことにしました。
ゲームをやり始めてからの変化
ゲームを始めてほんの数日で、くるみの様子に変化があらわれました。
楽しいと感じていた遊びが楽しいと感じなくなってしまっている状態ですね。
これは刺激の強いものを覚えるとそれ以外の刺激では満足できなくなるという脳の仕組みによるもので
刺激を受けやすいHSCにとっては、のちのちかなり厄介な問題となってしまう予感。
これまでの様子とは明らかに違い、ゲームをやりたいという欲求が抑えられず
他に何も手につかない状態の娘を見て、正直恐怖を感じました。
このまま何も手を打たずにゲームが習慣化してしまえば、就学後の勉強にも確実に影響が出るはず…
それだけは阻止しなければー!!
ルール作りは慎重に
きちんと守れるルールをつくる
なぜ、ルール作りは慎重にしなくてはいけないのか。
それは、子供がルールを守れるか守れないかはルールにどれだけ重みがあるのかによるからです。
①自ら決めるということ
これは、ゲームに関するルール以外にも、我が家でよく用いる方法です。
納得していないのに一方的に決められると反発心からか、グズることが多かったので
例えば「〇〇を半分食べるのと、△△を全部食べるの、どっちか選んでいいよ」と2択にすると
どちらも食べたくないと言っていたのに、自ら選んで食べるのです。
この効果は絶大だと感じていたので、ゲームのルールもある程度自分で決めてもらおうと思いました。
②明確であること
幼児の場合、ルールがありすぎると混乱してしまうし
そんなルールあったっけ?知らない!となってしまう可能性が高いです。
子供の性格や特性を見極めて、どうしても守ってほしいことを優先して線引きすることが大切です。
③一貫性があること
「今の親がゲーム世代なので、ゲームに対して非常に寛容なケースが多いように思います。実際、親がゲームしているのを、お子さんはそばで見ていますし、一緒にやったり、教えてくれたりもします。ゲームの時間が長くなっても、『自分が大丈夫だったから』と子どもに許します。だいたいそういうことをするのは父親です」
これに対して母親は反対することも多いのだが、実はこれもあまり勧められない。その理由を樋口医師はこう話す。
「ゲーム依存のお子さんの場合、ご両親の仲が悪いことが多い。子どもにとっては両親の意見が大事なのに、2人の意見が違うと混乱します。それぞれの主張があるでしょうが、お子さんに対しては同じ情報を発信するために、できる限り意見を調整するべきです」
【ゲーム依存】なる子とならない子の決定的な差 中毒になりやすいのは「オンライン×戦闘系」 | 「病気」と「症状」の対処法 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
うちはまさにこの状態。これは本当に耳が痛い話です💦
夫婦間のコミュニケーションがとれていないと、結果的に子供は混乱します。
HSCである娘は矛盾にも敏感に反応するため
なんでママはダメなの??
と詰め寄るのです。
なぜダメなのか、という子供が納得する理由も含めて一貫性がなければ
まだ始まっていもいない長い義務教育期間にルールを守り切ることなんてできないですからね。
我が家のルール
ゲームをしていいのはママのスマホのみ
ルールをつくる前は、私がゲームやりすぎだからダメだとスマホを取り上げると
今度はパパのスマホでゲームをしていました。
夫はとめることをしません。
そこで、ゲームから少しでも距離を置くため、くるみ自身にどちらか選んでもらうことにしました。
ママの許可が必要と言えども、屋外でお友達と一緒に出来ることや
外へ出向かないとできないゲーム体験(イベントなど)を自ら考慮して選んだようでした。
好きなだけゲームしていいという好条件を自らの意志で選ばなかったという点も重要なポイントです。
私が許可を出すタイミングの条件はいろいろありますが
子供にとってはゲームはママのスマホだけという明確なルールが一つあるだけなので混乱はしにくいと思います。
年上のお友達のゲーム遊びに関しては、その親御さんとも連携をとりながら
今日はみんなで外遊びしよう!という声掛けをするなど、やる時とやらない時の線引きができてきました。
ゲームをしているお子さんを放置している人が近所にはいないので、そこは恵まれた環境でとてもありがたいです。
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そして、くるみの自己申告は今のところ10分~20分程度です。
おそらく徐々に伸びていくとは思いますが、時計を見る力や時間の感覚を学んでもらえればいいかなと思っています。
まとめ
ゲームが全て悪なわけではないのですが、うまくつきあわなければ将来後悔することになるでしょう。
子供の成長とともに、ルールも柔軟に変化させていかなければいけないとも思います。
ゲームは、HSS型(刺激探求型)の娘にとって他の遊びよりも刺激が強いということが今回わかったので
負けないくらいの刺激を与えられるように、休日はなるべく出かけるなどして
ゲーム以外の楽しいことをたくさん教えてあげることも大切だと感じました。
私自身が簡単にできる対策として、子供といるときはスマホを見ないというのも徹底したいです。
それにしても、近頃のゲーム機があまりに高価なことに驚きを隠せません…😰