帰省は大変…
長距離移動の苦痛
HSCに限らずですが、子供との長距離移動は大変ですよね。
あらゆる事態を想定して荷造りして…
それでも予想外のトラブルが起こって、わたわたするなんてことも当たり前。
我が家の帰省は、公共交通機関を利用するとかなり遠回りになり
時間がかかりすぎてしまうので、毎回車移動です。
時間にすると4時間程度。
里帰り出産から現在に至るまで、実家と自宅を何往復かしていますが
子供の年齢によって、起こるトラブルも様々でした。
HSCの場合
HSP/HSCはひといちばい敏感なため、あらゆることが苦痛に感じてしまう人も多いと思います。
私自身も幼い頃から車酔いをしたり頭痛がしたりと、車移動には正直良い思い出がありません。
当時はチャイルドシートもなかったので、車のシートを倒して横になったりして眠ることで乗り切っていましたが
現代ではそれもできないので、子も親もストレスを抱えてしまいますよね。
年齢別のトラブルと必需品
0歳~1歳
車でちょっとそこまで行くのにも、チャイルドシートに座ることを嫌がってギャン泣きしていたこの頃。
固定されて動けないことに不安を感じたり、抱っこしてもらいたいのに聞き入れてもらえなかったり
この年齢のひといちばい敏感なHSCにとってはとても酷な状況です。
くるみも、あまりに泣き叫びすぎて吐いてしまうことが度々ありました。
くるみが寝てしまえばこっちのもんだ!と思い早朝に出発してみたりもしましたが
車の中では常に緊張状態だったせいか、眠いはずなのに眠れず余計にグズグズ…。
抱っこしてあげたくても、子供の安全を考えればどうしよもないことなので
見ている側も胸が締め付けられる思いでした。
そんなどうにもこうにも、泣き止んでくれずに困っていたときに購入したのがポータブルDVD。
当時は「いないいないばあっ!」を見ながらワンワンと一緒に歌ったり
「トムとジェリー」を見ながらケタケタ笑ったりしていました。
長時間の視聴はよくないと思いつつ、すっかり頼ってしまっていましたね…。
でも、おかげで泣き叫ぶことはなくなったし、私自身もとても楽になりました。
あれはよくない、これもよくない、とまじめに生きすぎてしまうHSPママにはぜひお試しいただきたい😊
\これはまさに救世主!!!/
2歳~3歳
DVDにも飽きてくると
ねぇ、まだ着かないの?
と5分おきくらいに聞いてくるように。
HSS型(刺激探求型)のくるみは退屈が大の苦手。
まだ見たことのないDVDを用意したりと工夫はしていましたが、少しでも面白くないとすぐに見るのをやめて
ねーまだ??
だからさっきまだって言ったじゃーん!!😂
\次の一手は、こちらの座席用テーブル/
お絵描きや塗り絵などができるようになった頃からかなり役立ちました。
自分でお菓子やジュースを口にできるようになってからは、テーブルに置いておやつの時間を満喫。
おやつがなくなるとまた
ねーあとどれくらい?
この繰り返しでしたが、なんとか乗り切ることができました。
4歳~5歳
いろんなアイテムを導入して、ようやく長時間移動も慣れてきたかな~と思っていた矢先
くるみが車酔いをするようになってしまいました。
私自身が幼少期から車酔いをする体質で
今も変わらず乗り物でテレビやスマホの画面を見たり
本を読んだりすると車酔いしてしまうという経験から
これまでの救世主アイテムが車酔いには良くないと判断し、使用を中止。
救世主アイテムには本当にお世話になったので、買って後悔はなしです!
かわって今は、こんな過ごし方をしています。
- じぃじばぁばの家で楽しみなことを語り合う
- 好きな歌を流して一緒に歌う
- 好きなおやつを食べる
おやつも食べすぎると吐き気につながってしまうといけないので
小さな袋のお菓子を小出しにするのがおすすめです。
行くのが楽しみという気持ちや、時間がかかっても行きたい場所ということを認識できているので
会話をしながらなんとか乗り切れるようになりました。
まとめ
HSCは、空腹や疲労、恥ずかしさやイライラなど不快な状況になると、すぐに不安定になったり、自制心を失い、言うことを聞けなくなったりします。それを避けるために、子どもの要求を受け入れることは決して「甘やかし」ではなく、必要なことなのです。
HSCの子育てハッピーアドバイス 明橋大二 著 より抜粋
「静かにして!」「わがまま言わないで!」と怒れば怒るほど不安感がつのり、機嫌が悪くなっていくHSC。
安心感を与えてあげられるような声掛けは必須です。
- 気持ち悪くなったらここに袋があるからね
- トイレは少し早めに教えてくれたらすぐに休憩するところに寄るからね
- 眩しかったら帽子をかぶったり、サングラスをしてね
- 何の歌聞く?ポケモンもあるし、プリキュアもあるよ!
- 休憩するところで、ちょっとブラブラお買い物しようか!
- じぃじばぁばの家に着いたら何しようか!
安心感に、期待感もプラスして声掛けをしましょう。
無事に目的地に着いたら
長い時間だったけど頑張れたね
という声掛けも忘れずに。
あらゆる刺激を敏感に受け止めてしまうHSCにとって長距離の移動は、非HSC以上に大変で疲れてしまうことなのです。
それを乗り越えたことを、褒めてあげてくださいね。
お父さん、お母さんも、お盆休みお疲れさまでした。